内的オーバーフローの修理
冬なのに油温が156度に!・・でエンジンオイルを交換して・・などとありましたが、
その時はエンジンが突然止まったり、ガソリンが沸いていたりと・・ただ温度が少し下がると
また走れるようになる・・何かトラブルを抱えていると気付いていても、
その原因が何かわからない。さらに症状は悪くなりエンジンがかぶってしまい、
信号待ちでもアクセルを煽ってないとエンストする状況になってました。
プラグを交換してみると1本が濡れていました。その他も結構黒くススが着いており、
キャブのエアー調節をしてみたりしましたが、結果は同じでした。
キャブを再三のオーバーホールか?油面調節か?いやそれでも解決しないだろ・・
エアークリーナー?いや新品に交換してある・・
プラグの番手も変えてみたが駄目。
ほとほと困ってしまい、ネットで何気なく手がかりを探していたところ
発見しました!有力情報を!!
キャブの外にガソリンが漏れ出てくるオーバーフローとは別にキャブレター内にガソリンが漏れてしまう
内的なオーバーフローがあるという事を!
そういえば、キャブのドレン内のガスを抜いて最初のうちは調子バッチリなのに
少し経つとカブってしまいエンスト。
原因はこれだ!と確信してキャブを降ろす事を決心(内心めんどくさくて・笑)
キャブを降ろしました。。。がここからが問題でした。
ちょっとピンボケですけど(汗)
黄色っぽかったフロートが赤く焼けたような色に変色してました。
オーバーフローの原因箇所は、このフロートの下にあり、外さないと部品交換出来ません。
ところが、このフロートを固定しているピンが抜けません。
あらかじめ純正部品を少し多めに購入していたので、外側のフロートはお得意の力技で外しました(笑)
しかし、これ以外の3つは構造上、力技が使えない。
で、またネットで探しました。ピンを外す工具を。
唯一発見したのがWIZARD2なる冶具。
早速、通販で購入。
新品のフロートは白でした。
右のボルトをねじ込んでいくとフロートピンが押し出されてくるという優れもの。
ただ、Z系の車種の人に聞くと、軽くフロートピンが刺さっているだけだけら、
すぐぬけるでしょ?っという答が。
このスズキ系は多少カシメてあるみたいで、挿入する際もかなり硬く軽く叩き込まないと
根元まで入らない感じありました。
やっとこさぬきだしたパーツがこれ!
右側のOリングが擦り減って金属部分と同じ幅になってます。
ここからガソリンが漏れてしまっていたんですね。
左が新品のOリング。装着するのも結構抵抗がありセットしずらいです。
WIZARD2を使いすべてフロートを外したんですが、ピンを押し出す部分に油がついてしまい
押し出す際に気付かず支柱に当たっており、鋳造された支柱部分が欠けてしまいました。
幸いなことにピンは確実に固定されていたので、ホルツの金属パテで補修。
現在、問題なくキャブは稼動していますのでOKだと思われます。
4つすべて新品に交換して正解でした。他のOリングも結構痛んでいて、
いずれオーバーフローでしたね。
で、調子は真夏に走っても油温が90度チョっとで安定b
アイドリングも安定。始動時、チョーク引いてエンジン始動後、
早めに戻してもエンストしないb
いい感じになったと思います。